区分変更の理由とタイミング
手足の関節の痛みと足裏の痛みがあり、歩きか不安定になった母。さらに、去年の10月に認定調査をした際にはほぼ自立で要支援1の判定がでたのに、病気の進行で、物忘れが増えてきた様子、歩行も不安定で転倒も2回ほどありました…。ひとりで近所を歩くこともなくなりました。
これは、今の介護度では足りないかもしれないと思い、「区分変更」を申請しました。
介護保険では、一度認定された介護度(要支援1~要介護5)でも、状態が変われば見直してもらえる仕組みがあります。それが「区分変更申請」です。
要支援だったので区分変更することによって地域包括支援センターの担当ケアマネから離れ、居宅のケアマネに代わりました。区分変更はタイミングが大事でケアマネから8月1日付けで役所に申請してほしいと言われました。1日は東京の自宅なのでいませんので30日に提出でいいですか?1日で書くので・・・と聞くと「あーそれはだめです」
よくわからない日付しばりだなあ~と思いましたが4日ならいいとのことでそうさせてもらいました。
認定調査の様子
「認定調査」の手続きを行い、本日調査員の方が自宅に来てくれ、母の普段の生活について丁寧に聞いてくれました。例えば…
- 起き上がりや立ち上がりはスムーズにできる?
- トイレやお風呂は一人で大丈夫?
- ごはんの準備や服薬の管理は?
- 日付や場所の感覚はある?
調査はだいたい40分ほど。調査員さんが来る前に「お母さん、なんでも出来る、って言わないでよ。
出来るか自信ないことは「出来ない」って言ってよ、と。「わかってるよー。ほんとにわたしゃ出来なくなったんだから。」もうできると言い始めたら私が否定しよう、説明しよう。
調査員さんの質問「一人で近所歩けます?」
母「ひとりじゃ不安だから歩くのは庭までかな。それでね草取りするよ」
調査員さん「あら草取り?」
私「最近やりませんよ。こんな暑いのに。」
調査員さん「そうですよね。心配ですものね。前はやってたんですね。」
今日は何日?に考え込んだ母。「じゃあ何月?」に「・・・8月」じゃあ何日?「・・・2日」「午後ごぼさんくるから。」
今日は8月6日です。
実は8月2日はごぼさん(住職さん)が毎年お盆近くになるとお経をあげに来てくれる予定の日だったのですが私が不在なため母だけでは心許ないので本日6日の午後に予定を変えてもらったのです。
それはわかっているのですが母の頭の中は、ちょっとだけ惜しい!日にちが書き換えられていなかったわけです。
調査員さんは以前の母の調査と照らし合わせ、だいぶADLが落ちてることをお分かりいただけた様子でした。
以前は畳に直接座っていられたのですが、背もたれがある椅子でないと10分も姿勢キープできなくなりました。背が丸くなると胃のあたりが痛いようです。
腫瘍が大きくなっているのかもしれません。
結果は1か月待ち
調査の結果と主治医の意見書をもとに、審査会で新しい介護度が決まります。結果が出るまでは1か月ほど。介護度が上がれば、使えるサービスも増えます。母と私に安心をもたらしてくれますように。
区分変更の手順と、申請は「1日」がおすすめな理由
区分変更の手続きは、思ったより簡単です。流れは次の通り:
- まずは担当のケアマネジャーか地域包括支援センターに相談
状態が変わったこと(転倒した・物忘れが増えたなど)を伝えましょう。 - 役所などに「要介護認定の区分変更申請」を提出
代理申請もOK。ケアマネさんが代行してくれることも多いです。ちなみに地域包括センターは不可でした。 - 認定調査を受ける
1〜2週間以内に調査員が自宅訪問。状態の確認が行われます。 - 主治医の意見書が提出される
これは自動的に依頼されるので特に手続きは不要です。 - 審査会で介護度が決定し、結果通知が届く
調査から結果までは1か月ほどかかります。
そして、ひとつ知っておきたいのが「認定の効力がいつから始まるか」。
実は、申請を出した日がそのまま効力開始日になるんです!
だからこそ、申請はできれば月の初日(1日)に出すのがベスト。
というのも、たとえば8月1日に申請すれば、認定結果が8月20日に出たとしても、介護度が上がったサービスは8月1日までさかのぼって利用OKになるんです。
7月31日に出したら、その月のサービスは自己負担…なんてこともあったかも。
ちょっとした工夫ですが、介護サービスを無駄なく使うためには大事なポイントです。
勉強になりました。
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