親を施設に預けるのは愛情がない?介護施設で働きつつ自宅介護する私の本音

東京の暮らし

日本人は愛情と行動をセットで考えがち・・半年くらい前でしょうか。NHKのあさイチで、湊かなえさんがそうおっしゃっていました。

無痛分娩に対して母親はお腹を痛めて産んでこそだ、とか食事は手作りで愛情たっぷりだとか

確かに耳にすることありますね。

老いた親は子供が面倒みるべきだ、という考えの方もいます。私は老人ホームで働いていますが、親を預けたからといって愛情がないわけではないです。

プロに十分なケアをしてもらい笑顔で親子の時間を過ごす。それは素敵なことで十分な愛情です。

私は常々夫と自分の子供に私の介護が必要になっても自分のやりたいことをあきらめないでほしい。

遠慮なく介護はプロに預けてほしいと言っています。

私は施設で働いていますが、親を預けるって本当に苦渋の決断されているのことだと思います。

毎晩お子さんを探す入居者さんもいます。

なのでいい加減なことはできません。自分の親だったら、と思ってお世話させてもらっています。

母は2年前「早くこっちに帰ってきて」と言っていました。

今は何も言わなくなりました。毎週通っているからか?

私は弱ってくる母をみてこっちに帰ってこようかな、と最近考え始めています。

なんとなく近隣の介護施設の介護士募集をチラチラ見てしまいます。

母は最後まで家にいたいのだと思うのでできる限り尊重したいと思います。

イヤミスの女王 湊かなえ おすすめします。